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代表からのご挨拶

 

マルチリンガル・エキスパート養成プログラム(MLE)
 運営協議会議長 大内 一

 

 マルチリンガル・エキスパート養成プログラムは、200710月の大阪外国語大学との統合により、国立総合大学のなかで外国語学部を有する唯一の存在となった大阪大学にしか出来ない「特色ある学部・大学院教育」を実現する一環として、文系部局がそれぞれの専門分野の授業を提供し合うことをとおして、プログラムを受講する学生を、世界の言語とその地域社会に関する専門的知識と文系諸学の専門的な方法論の両方を身につけた有為な人材へと、換言すれば多言語・多文化に精通し、現代世界の喫緊の課題に取り組む専門的な知識を備えたグローバルに活躍できる人材へと育成することを目指した部局横断的な教育プログラムです。

 

現在実施されているMLEの主たるプログラムは2つです。

  1. 外国語学部の各専攻語の学生が、文学部、人間科学部、法学部、経済学部の専門教育レベルの授業を体系的に学修するプログラムとして、現在は、人文学(グローバル・アジア・スタディーズとグローバル・ユーロ・スタディーズ)、人間科学(共生の生態)、法学・政治学および経済学・経営学の5つのプログラムが実施されています。

    2018年度からは、上記5つが大学院プログラムとしても運用され、文学研究科、人間科学研究科、法学研究科、経済学研究科、言語文化研究科、国際公共政策研究科の大学院生は、これらを大阪大学大学院副専攻プログラムとして履修することが可能になります。

  2. 文学部、人間科学部、法学部、経済学部の学生が、外国語学部が開設する専門教育レベルの語学等の授業を体系的に学修するプログラムとして、現時点で英語・英米文化学の1プログラムが実施されています。2018年4月からはスペイン語・スペイン文化学(ショートプログラム)が加わり2プログラムが実施される予定です。言語プログラムについては、文系学部のニーズを勘案しながら徐々に多言語化することを目指して鋭意検討中です。

     上記のほかに、MLEの一環として、

  3. 大阪大学に所属する学生(学部生・大学院生)と教職員(教員・研究員・職員)を対象に、豊中、吹田、箕面の各キャンパスにおいて、国際学会を念頭に置いた英語プレゼンテーションの個人指導や英文添削指導を行う「アカデミック・イングリッシュ・サポートデスク」を開設しています。このプログラムの所管は、2018年度から設置されるマルチリンガル教育センターへの移行を検討中です。

     

    大阪大学では学部レベルの副専攻プログラム制度が存在しませんが、このMLEは事実上、文系部局間の学部レベルの副専攻プログラムとして機能していると思います。理系文系を問わず、学部レベルの副専攻プログラム制度が導入される先駆けとしてこのマルチリンガル・エキスパート養成プログラムが位置づけられることを期待すると同時に、大阪大学全体に多言語・多文化理解の輪が広がり、真の意味でのグローバル人材を養成する環境が整うことを祈念します。 

                                                                                                                                                                                                                        平成29年10月1日